saponica

暮らしとインテリア

珈琲タイムに小さな個性

そこまでこだわりがなくても、素敵だなって思えるものに出会ってしまうと、もうどうにも止まらないリンダ山本になってしまうのは、人間の性でしょうか、ぼくだけでしょうか。

平山日用品店さんで見つけた木製のコーヒーメジャースプーン。木製の同じような製品なんてのは探せばいくらでもあると思うんですが、「コーヒーの木」を使ってるってのはなかなか新鮮ではないか、コーヒー用だからコーヒーの木がいいじゃん!なんてノリ、かどうかは知りませんが、それはすごくいいぢゃないか!そう感じましたので、我が家にお迎えすることに(去年の話)。それまでプラスチック製のを使ってて不満なんて感じたことなかったし、違うものが欲しいなんて思ったこともなかったのに、、一目惚れなんてこんなものです。

一杯は豆で約8g。ちなみに。

無塗装なこのスプーンはコーヒー豆のキャニスター中に豆と一緒に埋めておくとその油分で自動コーティングされるって話。数年使ってるってのを見せてもらいましたが、見事な茶褐色、松崎しげる色になってて、洗わないことを前提としてる道具ならではの楽しみ方だなって思います。ぼくのも早くしげる色に染まれ!ってことで、使うたびにわざわざ豆の中に埋めてます。

ところで今回我が家にお迎えしたそのコーヒースプーンですが、やや黒くて割れたような部分がありますが、これは木のコブのところだそうで、あまり太くならないコーヒーの木を無駄なく使おうとするとこういうのも出てきてしまうらしいんですね。ちなみに、だからといってお値引きはありません。まあ、この辺りは価値観の違いがありそうですが、こういう天然木ならではの個性は価値だと思うし、このコはうちの子!って愛着が強く湧きそうな気もするので僕的にはオッケー。もちろん道具としての用途が果たせないとしたらそれは不良品になるんですが。。

毎週末、コーヒー豆を粉砕するところから、ハンドドリップして、コーヒーの味わいはもちろん、その一連の作業も含めてコーヒータイムを愉しんでます。かれこれ5年くらいかな。この小さな個性をお迎えしてから、その瞬間がまた少し豊かになった気がするし、もっとちゃんとコーヒーを淹れることにこだわってみようかな、なんて考えるようにもなった。道具ってやっぱ大事やね。

平山日用品店さんHP
https://hirayama-ten.com/