saponica

特別なStool60をもっと特別にするために3年かかった

Artek Stool 60 「鈴木マサルの傘」10周年記念モデル

「買ったよ!」と言えないまま、3年の月日が流れた。

2020年、テキスタイルデザイナー鈴木マサルさんの傘展10周年を記念して発売されたArtekのスツール60。4色展開で世界にたった40脚(1色につき10脚)という狭き門。発売日当日のWebストアで奇跡的に手に入れた時の興奮は今も覚えている。しかし、その箱は届いたその日に押し入れの奥底へ。

1脚数万は安い買い物ではない。それを2脚も…そう思うと素直に妻に買ったとはいえず、未開封のまま我が家の「秘密の宝物」として眠り続けることになった。

Artek Stool 60 「鈴木マサルの傘」10周年記念モデル

いつか、必ず日の目を見させてやる…その「いつか」は、ぼくの地元 京都で開催された鈴木マサルさんの展示会という形で訪れた。

購入後、一度スツールの箱の中身を確認したことがある。そこで気になったのが、マサルさんのアニバーサリーモデルなのに、それを示すものが何もないなということ。寂しいやんか…小さくてもいい、プレートかサインでも入ってればもっとテンション上がるのに…と思っていた。なので、もし鈴木マサルさんに会える機会があったらこのスツールにサインをもらおうと決めていた。

Artek Stool 60 「鈴木マサルの傘」10周年記念モデル

展示会の前日に妻に購入をカミングアウト。事後報告で申し訳ないと思いつつ。妻も「しょーがねーやつだな」とちょっと呆れていたが、怒ってはいないようで安心した。

展示会には家から自転車で、リュックにStool60の座面を2枚入れて持っていった。会場では鈴木マサルさんが快くサインに応じてくれた。ちょっとびっくりしてたけれど。そりゃ、Stool60の座面に書いてくれって持ってくるヤツおらんわな…。

裏にマジックで大きく書いてもらったサイン入りの座面。そして鈴木マサルさんの世界観を表現したレッグを合わせて、ようやくこのスツールは3年の時を経て完成した。世界に40脚どころか、2脚しか存在しないサイン入りのスペシャルバージョンになって。

Artek Stool 60 「鈴木マサルの傘」10周年記念モデル
Artek Stool 60 「鈴木マサルの傘」10周年記念モデル