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2022 秋の京都 伏見半日観光記

こんにちは、saponicaです。

生まれも育ちも京都ひとすじなワタクシですが、京都のことをじつによく知らない。ほんと、近所のことくらいしかわからない。なもんだから、妻からよく小バカにされるんだけど、外に出るのがあまり好きじゃないタイプだったし仕方なし。

先日、子供が叔父と遊びに行くっていうんで久しぶりに夫婦水入らずな一日をどう過ごすかってことになり、じゃあ伏見の酒蔵と幕末の歴史にでも触れてみるかと決まった京都 伏見観光。

京都駅から近鉄に乗り、「桃山御陵前」下車。家から30分くらいで到着(笑)。

酒どころ伏見の歴史を知る

大手筋商店街を横に逸れ、立派な日本家屋が並ぶ地区へ。最初に向かったのは「月桂冠大倉記念館」。



伏見といえば日本酒、その中でも老舗の月桂冠さんの歴史を辿ることができるのがこの記念館。入場料は大人600円、子供は100円(2022年11月現在)。お猪口と大人は日本酒の試飲付きでございます。

380年以上の歴史があるという月桂冠の興味深い資料を見ながら中を見学。広くはないですが展示が多めなので、日本酒好き、歴史好きな方ならば面白い内容ではないかと思います。

中庭ではお酒を仕込む時に使う「伏水」と呼ばれる良質な地下水を飲むことができます。これがまろやかで美味い。

見学の最後には日本酒の試飲。10種類くらいある中、ひとりにつき3種類のお酒を楽しめます。夫婦で一口ずつなら6種類!

売店もあるので試飲で気に入った日本酒を買って帰るというのもアリです。

ゆらゆらと河川港をめぐる

お次は、記念館のすぐそばにある豪川(ホリガワ)という水路にかかる弁天橋のたもとから発着する遊覧船へ。

豪川は伏見城をつくる時に建築資材を運ぶためにつくられ、以降、商人が米や薪、酒を運ぶために利用したという人口の運河らしいですが、ここを十石舟(じっこく船)という船で進み、三栖閘門(みすこうもん)という濠川と宇治川をつなぐ門のところで折り返し、三栖閘門の資料館を少し見学して弁天橋まで戻ってくるというプランになっています。遊覧券は大人1,200円也。

たまたまだったのか、この時乗船したのはぼくら夫婦を含めて4人。ゆったりできていいんだけど、大丈夫か…とちょっと心配したり。春の桜の時期はたくさんの人が押し寄せるそうで要注意。

ちなみにこの時期は紅葉シーズンイン!ということで、赤や黄色に色づいてきた木々がとても美しく、大きな柳の木も良い雰囲気で心地よい遊覧を楽しむことができましたよ。

折り返し地点の三栖閘門はスケールも大きくて見ごたえもアリ、資料館見学合わせて約50分の所要時間でしたが、ちょうどよく楽しかったです。

そういえば三栖閘門資料館横の広場に立ってた大きなイチョウがキレイに色づいてました。ここ、秋の映えポイント。

伏見観光テッパンコースの寺田屋へ

船の後は幕末の伏見といえばのテッパンコース、寺田屋騒動で有名な寺田屋へ。司馬遼太郎の「竜馬がゆく」を読んでいたのでここは絶対ということで立ち寄りました。

幕末の情景をイメージさせる建物。外観も中も歴史を感じさせます。襲撃された当時の刀や銃の痕もあり、読んだ小説を思い起こしながら幕末の世界観を楽しみました。

刀痕とされるところは…正直よくわからなかったです・笑

寺田屋に着いた時間は午後3時半過ぎだったんですが、入場締め切りが3時40分まででギリセーフ。ちなみに営業終了は午後4時で20分しかなかったんですが、中はそんなに広くないので、サラっと見る程度ならば十分かなーと思いました。



せっかくだから日本酒一本を土産に

帰りの駅までの道中で山本本家という酒蔵のメインブランド 「神聖」の直営店を発見(鳥せい本店のとこ)。立ち寄ってみました。

そこで気になった一本が数量限定 初揚げ純米生原酒(要冷蔵)ってやつ。試飲(300円)してみると夫婦そろって好みの味!ということで、一本お買い上げしました。イメージ的には天ぷらなんかに合いそうで、早く呑みたい。

そんなところで伏見の半日観光は終了。所要時間3時間くらいでしたが移動範囲が狭いので中身は充実してました。京都観光の際にはぜひ、伏見を巡る旅も組み込んでみて。

久しぶりの夫婦二人での観光でしたがやっぱり子供がおらんだけでずいぶん落ち着いた旅歩きができるなと改めて。ただ、思いのほか疲れて、やっぱ年だなと思いました。もうちょっと体力つけてかないと…